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ムエタイ日記 2003年12月1日〜3日「ダオリベンジ☆」編
 
2003/12/1(月) ダオリベンジ☆一日目、成田→バンコク
05:15、一週間に一回の関西出張くらいの感覚で
成田空港へ。
「アメージングタイランド☆30日間地獄の4往復」のファイナルは、
去年のムエタイ日記で好評を得た、
ダオを探しにタイ最北端の街、
メーサイから国境を越えてミャンマーに入ったお話の続き、
「ダオリベンジ」だ☆!

前々回のムエタイ日記終了後、
タイの空港で僕の携帯が鳴りました。
電話の相手はダオの知り合いから。

その人の話によるとダオはやはりミャンマーにいて
母親と一緒に暮らしているとの事だった。
そして知り合いの友人が家を知っているので
ミャンマーで待ち合わせれば連れて行ってくれると言うのだ。

僕は飛び上がって喜んだが
翌週のタイはサムライのロケがあるので時間がない。
そんな訳で地獄のファイナルが「ダオリベンジ」になったのだった。
飛行機は順調にタイへ到着。
空港から直で北行きバスターミナルへ。

まずはタイの最北端、メーサイへ行くためチケット売り場へ。
大「すいませーん、メーサイ行き一枚下さい。」
窓「もう満席です。」
大「えっ〜!!じゃ、じゃあ次のバスでお願いします。」
窓「これが最終です。」
大「ガーン!ガガーン!!ガガガーン!!!(ToT)」

タイ到着わずか一時間!
ムエタイ日記ダオリベンジ編、終了〜!!・・・・・・・・・・・・・・。
すべての行程が真っ白になりました。

予定では、
1日、タイ到着→バスターミナル直行→メーサイへ→
2日、早朝メーサイ着→ミャンマー入国→案内人と待ち合わせ→
   ダオの家へ→感動の再会→素晴らしいエンディング!→
   夜、バンコクへ→
3日、早朝バンコク着→ホテルで休憩→夕方空港へ→
4日、早朝成田着→午後、「キックの星」収録→
   夕方スネークでプロ練、ミルコ戦を控えた高山さんの秘密特訓→
   19:00からブロンズクラス→帰宅。

ここまでこなして気持ち良く眠るはずだったのにー!(ToT)
上記の予定が一発屋歌手のスケジュールのように
真っ白になった僕はしばし呆然。
取り合えずタクシーに乗りました。まず落ち着こう!

僕は心を落ち着かせる方法を考えた。
満腹=幸せ=「(^_^)落ち着き(^_^)」
答えは簡単に弾き出された!
よっしゃ!めしだ!めし!(^O^)/

僕はタイスキを食べにコカレストランへ。
日本にも支店があるタイ風しゃぶしゃぶの専門店。
食い倒れツアーのさよならパーティーの時もみんなでここに来たっけ♪
僕は一人寂しくタイスキを食いまくった。

しばらくして予定通りの「満腹」は手に入れたが、
次に来るはずの「幸せ」を感じる前に
このまま日本へ帰りたくなった(ToT)
「急性ホームシック」。
タイに着いて一時間でホームシックとは末期である。
僕は、満腹=ホームシックという
「満塁ホームラン」を食らったピッチャーのような
絶望感に襲われながらホテルへ向かった。

チェックインしてベッドに大の字になっても
いつもみたいに「あばれはっちゃく」の逆立ちやブリッジ、
一休さんの座禅のような
「はっちゃけ」や「とんち」は浮かばなかった。(^_^;)

さて、明日からどうしよう????(-_-;)
今はテレビに映るタイ人のダサダサ演歌歌手が、
なぜかすごくカッコ良く見える僕なのでした・・・(^_^;)
 
2003/12/2(火) ダオリベンジ☆二日目、バンコク
09:00、ラカーン寺へ。
来る度に毎週通って四週目。
今日はいつになく静かな境内。
こんな時は本堂で何も考えず佇んでいる。(いわゆる瞑想)

ここにいるとラカーン(鐘)の音と鳥の囀りしか聞こえない。
本当に何も考えずに一時間過ぎてしまった。

心と頭のメンテナンスを終えた僕は、
来年の仏歴カレンダーとラカーン寺の高僧のパネル、
車用のお守りステッカーを買った。

予定が全くないタイも久し振り\(^o^)/
こんな時に感じるタイの時間の流れ方。
僕的には日本の半分以下のスピードだと思う。
人も犬も猫もこの国では
日本との時差二時間では説明がつかない
「あなたの知らない世界」があると新倉イワオ先生も言っていた。(笑)

川に魚を放しタンブン(徳を積む行為)を済ませ船で対岸へ渡る。
寺町をぶらりと歩く。
3日後に迫った国王誕生日の式典が行われる
王宮前広場まで行ってみる。

タイ人の仕事は遅い。
日本企業のどんな職種のタイ支社でも、これには頭を痛めると言う。
しかしここはアメージングタイランド☆
マイペンライ!(大丈夫!)の一言があれば生きて行けるのだ。
だからそれが国をあげて国王を祝う準備だとしても仕事の速度は同じ(^_^;)
まだまだ完成には程遠い。
果たして当日までに間に合うのだろうか?(^_^;)

お昼はチャイナタウンの裏路地で牛スープ♪
そしてホテルへ戻りアイスを食べながら食休み!
午後からの行動を考える。
気楽な時のヒラメキは早いもの☆早速名案♪

僕は大好きなTAT.AYOUNGのビデオ(コンサート、クリップ集)、
CD(ミニアルバム、アルバム)、VCD(コンサート&映画)などは
全部持っているつもりだったが、最近インターネットで調べたところ、
過去のコンサートVCDを二枚持っていないことが判明したのだ!

TATAマニア(オタク)の僕としてこれは許せない汚点。
しかしこの二枚はどこのショップへ行っても見た事がない希少作!(^_^;)
こうなったらレコード会社に直接行くしかな〜い!
と気合いを入れてタイ最大手の「GRAMMY」本社ビルに潜入!
ここから先は今回のムエタイ日記がボツにならなければ
キックの星でお伝えします(^^ゞ

夜はMBKデパートへ。
吹き抜けのエスカレーターを登る。
最上階は映画館。
新作のプロモーション用モニターを見てビックリ!
何とそこにはNEOの井上京子選手が映ってるー!!

驚いた僕は急いでモニターに近寄った!
何とその映画はオカマのムエタイ選手「パリンヤー物語」ではないかっ!
一年ほど前、パリンヤーのサクセスストーリーに
ハリウッド映画が目を付け、現在撮影中!と聞いた事があったが、
この手の話はタイで良くある嘘っぱちだと思い込んでいた。

しかし!
目の前にはパリンヤー物語「ビューティフルボクサー」の大看板!!
しかも封切り3日目だ☆
これは見るしかないと次の上映時間を訪ねると、
何と5分後ではないかっ!!
僕は急いでチケットを買いコーラ片手に席へ着いた。

映画は少年時代の話から
オカマムエタイ選手として脚光を浴びた頃、
そして日本で実際行われた井上京子戦を
京子選手本人が演じた白熱の激闘シーン!

ラストは美しい女性に生まれ変わった
現在のパリンヤーの姿までを描いた
なかなか素晴らしく見応えのある作品だった。
これを日本で上映したらちょっとした話題になるだろう。

突然の映画観賞で外は真っ暗になっていた。
明日のこの時間は飛行機の中。
あっと言う間の最終日を惜しみフカヒレを食べた。
意外に充実な一日に今夜はグッスリ寝れそうだ。
おやすみなさい♪(^_^)
 
2003/12/3(水) ダオリベンジ☆三日目、バンコク→シンガポール
10:00、タイにしては遅めに起きる。
温めのお湯にゆっくり浸かりなが地獄の4往復を振り返る。

「ルーイ警察24時、ゴーンさんの一人娘ジンに会いに行く」編から始まり、
ウッタラデットにある
「ゴーンさんのお墓参り」編、
「新日本キックinラジャダムナンスタジアム2003」はサムライのお仕事。

そして今回の「ダオリベンジ☆」編。
今のところ番組で公開したのは初回の旅と
今週お伝えする協会ラジャ興行。

ウッタラデット編もそれなりに楽しんでもらえるとは思うのだが、
今回に限ってはタイ到着一時間でロケ終了!(ToT)
という緊急事態発生で、結果的にオカマムエタイ選手、
パリンヤー物語♀♂「ビューティフルボクサー」を
わざわざ観賞しにやってきた変態日本人「宅・マコト」になってしまった(^_^;)

本当なら
「一年越しのダオ捜索、ついに感動のエンディング!!」乞う御期待(^O^)/
と大袈裟に宣伝したいところだが
蓋を開けてみれば見事に企画倒れに終わってしまった。
これは来年早々新年一発目の
「ムエタイ日記新春特別編!」
「ダオを訪ねて三千里〜迎春〜」をお送りできれば、
これ幸いで御座います。m(_ _)m

ひ〜何だか湯冷めしてきちゃったよ(>_<)
僕は風呂から上がり、帰り仕度をしてチェックアウト。
そのままどこへも寄らず空港へ。

14:00、出発4時間前にチェックイン。
荷物を空港に預け身軽になった僕は再びタクシーに乗った。
先々週訪れたサパーマイが空港から近いのだ♪

僕はトッ、ティ姉妹に会いに市場へ向かった。
昼間、店を切り盛りしているのは妹のティ。
突然の僕の訪問にティはなぜか爆笑している。
カメラを持った変な外人がカウンターに座っている店は注目を集めた。

僕はしばらくの間、店のマスコットボーイになり
売り上げに微々たる貢献をして空港へ戻った。

ゲートをくぐったのは出発の一時間前。
そもそも僕はなぜ30日間で
タイを4往復もしなければいけなかったのか?

そう、それはマイレージカードを夢の「金色」にするため♪
この欲望のためだけに
わざわざ遠回りのシンガポール経由でタイへ通ったのだ。

タイへ来た僕は、必然的にカメラを回す。
そう、それはいつもムエタイ日記を楽しみにしていてくれる
キックの星視聴者のみなさんのため♪
この使命感だけでひたすらムエタイ日記のストックを作った。
(現在3作品)(^O^)v

実は企画倒れした「ダオリベンジ☆」が実現していたら
かなり危険なロケだった。
ダオの家は去年の捜索地より更にミャンマーの奥地にあるらしい。
しかも案内人は直接面識のない現地人。
ミャンマーはガチガチの社会主義国。
現地人が外国人と親しくしているだけで
不当逮捕された例もあるくらい。

奥地に入れば携帯電話もタイ語も通じなくなる。
タイとの国境でパスポートは預けるものの
無事に戻れる保証はないのだ。

だから今回は金のネックレスもお守りも持ってきていなかった。
観光客に見られがちなウエストバックも外し、
貴重品もズボンのファスナー付きのポケットに隠し持つつもりだった。
何人かの人には木曜日に僕が帰ってこなかったら、
ミャンマーで何かあったと思ってほしいと伝えたりもした。
今回はそこまで決意しなければならなかった決死のロケだったのだ!

そんな僕の気合いが入国一時間で無駄になり、
あげくの果てには「パリンヤー物語」観賞である。(^_^;)

しかし逆に考えれば、
あの時バスに乗れていてミャンマーに入国していたとしたら、
今空港で帰りの飛行機を待つ僕は存在したのだろうか?
と真剣に考えたりもした。

もしかしたら先を察した僕を守る力が
ミャンマーに行けないようにしたのかもしれない。

そんな事を考えながら飛行機は
一ヶ月通ったアメージングタイランドを出発した。
1往復=4回(成田→シンガポール→バンコク→シンガポール→成田)
×4往復=16回!
これが15回目のフライト!

90分後、シンガポール到着。
そして成田へ向かう飛行機に乗り換えた僕は、
16枚のチケットをトランプのようにひろげ、うちわみたいに扇いでみた。

チケットのうちわから発生した生暖かい風は、
4回分のタイでの心地好い思い出に変わり僕の頭の中へそよいでいった。

−おわり−

 
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