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2003/12/21(日) 望月兄さん!
日曜日の二時間目はゴールトクラス。
会員達の運動の中では一番激しい運動なのだ。
とは言うものの、子供から女性まで参加している
ポカポカドボンなクラスとも言うけど(^O^)

そんな平和でエクササイズなスパーリングに、
明後日試合を控えた望月が減量のため加わった。
スパー開始!会員と望月のスパーを見ていると
やはりレベルが違う。
それは大人が子供とボクシングごっこをしてるくらいに。
ん〜思えば数年前は望月もこのクラスに出ていた一般会員だったんだなぁー。

そんな望月がアマチュアの大会に出場するようになり、
連戦連勝を重ね、本場タイのメジャースタジアムでプロデビュー。
今年は元ムエタイ王者に勝利し、
ついに明後日ディファ有明で
来年のK−1MAX予選出場権が懸かったトーナメントに出場する事になったのだ。

今ではすぐ下に歌川というちょっと頭の弱い弟弟子もでき、
その下にも久保君というちょっと頼りない末っ子までいる。
望月もいつの間にか立派な一番弟子に成長したものだと
午後のポカポカ陽気の中のポカポカドボンなスパーリング中、
一人間抜けに微笑む僕なのでした(^_^;)

さぁ!望月兄さんには頑張ってもらわねば!!
こっちの決戦まであと2日☆
あっちの決戦まであと10日☆
 
2003/12/22(月) 神業!
17:30、前日計量を終えた望月から連絡が入る。
「70キロピッタリでした!」
おー♪ナイス!今回のトーナメントの契約体重が70キロ。
それに対し望月のウェイトが70キロ☆

通常試合の前日夕方、もしくは当日朝、
その興行に出場する選手全員が集まり、
立会人同席の上公式計量が行われる。
選手達はその期日に合わせ減量または増量して契約体重を満たし、
初めてリングに立つ資格を得る。

僕も現役時代は毎試合減量をしていた。
とは言っても辛いのは最後の2日間くらい。
各選手によって色々な減量法があり
試合一ヶ月前から徐々に食事や水分を減らす方法。
科学的に摂取カロリーなどを計算し緻密に体重を落とす方法。
僕の減量法はこれらとは全く違う、
非科学的かつ超ベリーグットな方法で
計量当日までに100グラムと狂いのない無駄のない減量をしたものだ(^O^)v

それはまず、試合12日前までは
ほとんど普通に食事をしとにかく練習を頑張る。
そして夕食をプロテインに変え、朝、昼は少し軽めに食事を取る。
練習はタイ製の厚いビニール生地でできた
通気口がまったくない減量着を上だけ着用。
これを着るだけで一回の練習で、夏なら2キロ、
冬でも1キロ程度の発汗は確実!

体は見る見る絞れていく。
単純計算すれば夏なら5日で10キロ落ちることになるが、
さすがに何も食べないわけにはいかないので、
なるべく次の日の練習前の体重は
前日の練習後の体重プラス500グラム程度に食事を調節する。
まあそんな事を言っても、
今日まで、今日までと言ってついつい食べてしまうのだが(^^ゞ

そして試合前日の練習後までに夏なら800グラムオーバー、
冬なら400グラムオーバー位で練習を打ち上げる。
そして少々の水分で翌朝までしのぎ計量会場へ。
寝ている間と会場に着くまでの呼吸や発汗でオーバー分が落ち、
契約体重ピッタリ!になるわけです。

なぜ僕がこんなに「ピッタリ」にこだわるかと言うと、
計量でリミットを500グラム落とし過ぎてたら
「何だよー(>_<)500グラムもあったら
 あれも食えたしこれも食えたじゃん!(ToT)」と、
試合の朝からすごく悔しい思いをするからなのです。

だけどこれはあくまで現役時代の僕の
体のペースを把握した上での微調節なので、
これをこのまま当てはめてもうまくはいかない。
しかし流れはこんな感じで
自分のペースさえ掴めば簡単?(^_^;)にできるようになるのだ!

現にうちの望月や歌川は毎回契約体重ピッタリの神業を
各団体の計量会場で披露している(^O^)v
明日はついに望月が夢の入り口にリーチを掛ける大勝負!
さて扉は開くのか!?
僕はワクワクです♪\(^o^)/
 
2003/12/23(祝) 骨が折れました( ̄□ ̄;)!
12:00、僕は全女のタッグリーグ決勝が行われる
後楽園ホールに来ていた。
今年のタッグリーグの頂点に立つチームを
この目で確かめようと気合いを入れていたのだが
今日の僕はケツカッチンなのだ。
15:00にはディファで望月の試合が始まる。

休憩明けのタッグリーグ公式戦、
高橋&浜田組対井上(京)&HIKARU組のゴングが鳴り
白熱の好勝負になりかけた10分過ぎ
「タ〜イムリミット!!」
試合の結末も見れず僕は急いで出入り口へ走り
エレベーターに乗りこむ。
それは突然乱入したレスラーが捨てゼリフを残し
足早に引き上げるシーンみたい(^_^;)

そして車を飛ばしクリスマスシーズンで活気づく
お台場の外れにあるディファ有明に到着。
控え室には気合い十分スタンバイOKの望月。
その横にはまったく緊張感のない歌川。
僕はポケットから全女のパスシールを歌川に張り付ける。
しかしナンナンファンの歌川は喜んでいるではないか(^_^;)

リング上では第一試合が始まっています。
三試合目の望月もバックステージへ向かいました。
僕は赤コーナー側のリングサイドに座り入場を待ちます。
一回戦の相手はK−1モンスターチャレンジ中量級優勝、
ボクシング新人王西日本1位の三宅選手。

1R開始のゴング☆
望月は快調に飛ばし膝蹴りでダウンを奪い、
その後も膝で圧倒し難なく判定勝ち。

続く二回戦の相手は新鋭の林選手。
この試合は望月のミドルキックが面白いように当たり、
2R早々右フックでコーナーに吹っ飛ばしたところへ、
ジャンピングハイキック!
これには林選手も立ち上がれずKO勝ち!!

そしてついに決勝戦(^O^)/
反対のブロックから勝ち上がってきたのは
優勝候補望月の対抗として注目されている阿部選手。
僕はこの日この選手の試合は必ず見るようにしていた。
それは大方の予想通り
決勝は阿部vs望月になるだろうと感じていたからだ。

阿部選手は今までにも増して強くなっていた。
これは強敵!僕らは控え室で作戦をたていざリングへ。
望月が花道を入場してくる姿を
リングサイドから見ていた僕はなぜか頭の中で
ひよこが卵の殻をくちばしで
一生懸命破って出てこようとしているシーンを思い浮かべていた。
なぜだかわからないけど
スポットライトに輝く望月とダブらせながら頑張れ!
と心の中で叫んでいた。

そう、このトーナメントに優勝する事は
スタートであってゴールではないのだ。
先はまだまだ遠い、
卵の殻を破れないひよこはニワトリにはなれないのだから。
そのひよこが育ち、
元気な「コケコッコー♪」を聞くまで僕の役目は続くのだから。

リング上の二人は素晴らしく輝いていた。
お客さんがその二人に釘付けになったところで
1R開始のゴング☆

僕は、前の試合で足にダメージのある阿部選手の
膝の内側を狙ったローキックを軸に攻撃を組み立てた。
その作戦は見事的中し望月のローキックが当たり
阿部選手はバランスを崩す。
「よし!これは勝てるぞ!」
と僕の気持ちも弾んだ時にそれは起こった。

望月が前に出てきた阿部選手にカウンターの右フックを打った。
しかし望月は顔をしかめて自ら倒れてしまったのだ。
え〜!??
相手の攻撃を受けたわけではない望月がなぜ倒れたのか?
非情にもダウンカウントは進み・・・8!9!10!
望月の初回KO負けが告げられた。

阿部選手が大喜びで駆け回る中、
望月は依然起き上がることができない。
足をおさえて苦痛の表情を浮かべる望月はタンカでリングを後にした。

バックステージでの医師の診察結果はスネの骨の完全骨折。
号泣して悔しがる望月に話を聞くと、
一発目のローキックを蹴った時に違和感がして足を見ると、
自分のスネが曲がっていたそうだ。
しかしそのまま試合を続け最後のパンチを打った時に
痛みで体を支えられなくなったらしい。

しばらくして救急車が到着。
その光景は大仁田興行ディファ有明大会のようだった(^_^;)
運び込まれた病院でレントゲンを撮った結果、
足はポッキリ折れてましたよ(☆o☆)
あまりにも見事な折れっぷりに、
僕はデジカメで、歌川は携帯で記念撮影☆!

この日は取り合えず足を固定して松葉杖で帰宅しました。
ふぅ〜、僕は帰り道、車を運転しながら思いました。
あんな大事な場面で滅多にない大怪我をしてしまった
今日の望月に運がなかったのだ。

一回戦、二回戦と試合を見ても望月はいい選手に成長しました。
しかし最後に卵の殻を破らず、
自分のスネを砕いてしまったという落ちまで付けて
望月は結果的に殻破りに失敗しました。

怪我の完治には少し時間がかかるようですが、
望月にはもう一度卵に戻ってもう一度自分のくちばしで殻を破り、
いつか「コケコッコー♪」
と朝の光とともに元気に叫んで欲しいものです☆(^-^)
それまでは頭の弱いもう一羽のひよこを集中的に鍛えるとしますか♪d=(^o^)=b

 
2003/12/24(水) 続、骨が折れました( ̄□ ̄;)!
10:30、望月から連絡が入る。
昨日の病院で指定された病院へ行ったところ、
即入院!明日手術!とのこと。
昨日元気に試合をしていた望月が今日は入院、
明日は手術って不思議なもんです。
これが今日はお通夜で明日は火葬場にならなくて良かったと、
無理やりでも「不幸中の幸い」を当てはめようとする僕(^_^;)
今日は特に動きはないらしく
明日の手術に向けて「まな板の上の鯉」状態。

お茶とサッカーしかない静岡のサッカー少年だった望月が
運動不足解消目的でスネークに入門したのが3年半前。
格闘技経験がないはずなのに一般クラスに出ている時の
望月の体にはずば抜けたセンスがありました。

僕は当時何度も
「どこのジムにいたんだ!?」「素人じゃないだろー!?」
と真顔で問い詰めたものです(^-^)
それからしばらくして僕は会員達を連れてタイ旅行へ行きました。
望月はそこで遭遇した本場のムエタイに心を奪われ、
帰国後腕にタトゥーを入れました。
タイ語で「ムエタイ」と。
その頃から望月の格闘家人生がスタートしたんだと思います。

アマチュアで優勝した時の喜び、
タイのメジャースタジアムでのデビュー戦KO勝利、
タイでの試合、3戦目からの連敗の悔しさ、
帰国後僕の命令で出場したアマチュア大会、
そしてライズ参戦、連勝、元ムエタイ王者に勝利、昨日の涙・・・
望月は普通の人生では体験できない事をいくつも経験してきました。
その度に心の底から喜び、心の底から涙を流してきました。

でもこんな経験はまだまだ序の口!
休んでいる暇なんてありません!
人間の時間はみんな平等に与えられてます。
だけどその時間の使い方は人それぞれ。
寝てたって遊んでたって時の進み方は同じ。
だったら巻き戻しの利かない人生、
最後に振り返った時にうなずける中身にしなくっちゃ(^O^)/
望月、今はとにかく安静にして
怪我が治ったら大・大・大暴れして下さいね(^O^)/

P.S、君の後輩で最近全女にハマってしまっている
頭の弱いひよこが僕の言うことを聞かないんですがどうしたら良いでしょうか?
 
2003/12/25(木) 聖?なる夜!☆彡
16:00、とんでもない立地条件に苦労しながら、
車をかなり離れた駐車場に止めて望月のお見舞いへ。
二人部屋だが隣がいない個室VIPルームの306号室に入る。
ベッドには誰も寝ていない。
その横には椅子に座って下を向いた女性が一人。
えーっ!!( ̄□ ̄;)!遅かったかぁー!!
いつ息を引き取ったんだろう!?
もう霊安室に行っちゃったのかな!?(-_-;)と焦っている僕に
女性はこっちを向き笑顔で挨拶(^o^)
その女性はなんと望月の奥様!
話を聞くと今手術中らしい(^^ゞ
あーびっくりした☆

手術が終わって帰ってきても麻酔が利いてて話せないだろうと思い、
しばらく奥様と話をして病院を後にした。

17:45、スネーク着。
ジョシュと歌川と鈴木がリングでなにやら騒いでいる。
近付くとそれは元UFC王者がやってるプロレスごっこと呼ぶのか?
それとも本物のプロレスラーがやってるプロレススパーと言うのか?
とにかくリング内では
ジョシュ・バーネット対歌川暁文の試合が行われていた(^_^;)
裁くレフェリーは鈴木。
白熱の攻防は僕がキックミットの準備が終わるまで続き、
フルタイムドロー、引き分けでした。

最近のジョシュはコンディションも良いせいか、
スネークにドップリ浸かっているからか、
一般会員がビックリするくらいスネークに馴染んでいる。
そんなジョシュには大晦日も大暴れしてもらいたい!(^O^)/

クリスマスの聖なる夜は歌川、鈴木、そしてジョシュと一緒に
テレビの心霊特集&ねるとん芸能人大会で盛り上がったのでした\(^o^)/
こんな夜もいいよね!♪
いつも僕の日記を読んで下さっているみなさんにも
メリークリスマス!☆彡
あっ!望月の手術も無事成功しました(^O^)v
 
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